社団法人日本記録メディア工業会
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DVDって何?
DVDの特徴は?
・DVDは高密度で高精度?
DVDの構造は?
DVDの記録のしくみとは?
再生専用のDVDとは?
記録型のDVDとは?
・海外で買ったDVDは観られない?
ディスク1枚に何時間とれる?
倍速とは?
データの寿命は?
「+(プラス)」と「−(マイナス)」の違いは?
フォーマットによる違いは?
DVDの特徴は?
DVDとは、Digital Versatile Disc の略で、データ記憶媒体の一種です。CDと同じ光ディスクメディアで、形状もCDと同じく直径12cmまたは8cmの樹脂型円盤です。しかしDVDはCDと異なり、両面記録や2層記録などが可能です。DVD-Rの場合、最大記憶容量は片面1層記録で4.7GB、片面2層記録では8.5GB、両面各1層記録で9.4GBとなっています。
DVDは高密度で高精度?
DVDディスクの直径は12cmですが、データとデータの間の長さ(トラックピッチ)は0.74μm(マイクロメーター)になります(DVD−RAMは0.62μm)。マイクロメーターでは長さの間隔がわかりにくいので、たとえば直径が120mだとすると、トラックピッチは0.74mmという間隔になります。つまり直径の10万分の1以下というわけです。これだけ高密度に高精度にデータを記録しているのです。
DVDの構造は?
DVDの記録のしくみとは?
DVDに記録するしくみは、記録用の強いレーザー光線で記録層を変化させ、データを記録しています。強いレーザー光を当てることで、記録層の色素を分解したり、相変化材料の結晶状態を変化させたりして、記録マークを作ってデータを記録します。DVD-R/+Rの場合、この記録マークは有機色素を分解して作られるものなので、データを記録した部分は元に戻すことはできません。
再生専用のDVDとは?
再生専用のDVDには、映画ソフトのDVDビデオや音楽ソフトのDVDオーディオ、パソコンソフト配布用のDVD-ROMがあります。これら再生専用のディスクは、ディスク基板の凹凸としてデータが刻まれているため、記録された内容の消去や書き換えはできません。
記録型のDVDとは?
記録可能なDVDは「DVD-R/+R」「DVD-RW/+RW」「DVD-RAM」があります。いずれも「録画用」と「PCデータ用」があり、ビデオ録画やパソコンのデータを保存する際は、それぞれ目的に適した「録画用」または「PCデータ用」の記録可能なディスクを使います。
海外で買ったDVDが観られない?
海外で買ったDVDが観られないことがありますが、これはDVDビデオとDVDプレーヤーに設定されているリージョン(地域)コードが一致していないからです。リージョンコードとは、世界を6地域にわけ、その地域のみで再生できるように設けられた認識コードです。ちなみにヨーロッパ圏は日本と同じリージョンコードですが、映像方式が異なるためこの場合も観ることができません。
ディスク1枚に何時間とれる?
録画用のDVDディスクには「120分(min)」と、録画できる時間が記載されていますが、この「120分(min)」は、標準的な映像クォリティの設定で録画した場合の録画時間です。画質を落としてもかまわない場合は、さらに長時間の録画が可能になります。

録画モード 録画時間(分)
XP 60分
SP 120分
LP 240分
EP 360分
※ 機種により使用可能なモードが異なる場合があります。
倍速とは?
録画用DVDディスクを購入されるとパッケージに「1〜4倍速記録対応」、「1〜8倍速記録対応」などが表記されています。これは一度ハードディスクなどに録画した映像を、録画用DVDディスクにダビングする時の速度のことです。標準(SP)モードでハードディスクに録画した2時間の映像を、録画用DVDディスクに1倍速でダビングすると約60分必要ですが、4倍速でダビングすると約15分、8倍速では約7分程度に短縮されます。VHSビデオテープの「3倍モード」のように、2時間のディスクに8時間もしくは16時間録画できるという意味ではありません。
データの寿命は?
DVDディスクに記録されたデータの寿命は、通常の使用環境で10年以上持つといわれています。この年数は、通常の使用・保存環境よりも過酷な温度条件で、加速試験を行うことで導き出された推定寿命ですので、通常の使い方であれば、あまり寿命を気にする必要はないと思われます。ただし、高温多湿な場所など、保存環境によってデータの寿命は短くなる可能性もあります。
+(プラス)」と「-(マイナス)」の違いは?
DVD-RやDVD-RWなどの「-(マイナス)」は、DVD規格の制定や規格の普及促進を図る組織『DVDフォーラム』で策定された規格であり、DVD+RWなどの「+(プラス)」は、DVD+RWフォーマットを推進する任意団体『DVD+RWアライアンス』で策定された規格です。記録と再生の基本的なしくみは同じですが、録画や記録を行う場合は、それぞれの規格に対応した機器を使用します。ただし再生は相互の機器で可能です。(一部機種では再生できない場合もあります)
フォーマットによる違いは?
<ビデオフォーマットの種類>
記録型DVDに記録できるビデオフォーマットは現在、全部で3種類存在します。最初に誕生したのは再生専用のDVD用に規格化されたDVD-Video(ビデオモード)で、もちろんこの形式で記録されたディスクはDVDプレーヤーなどの再生機器で再生可能です(物理的にそのメディアを認識できることが前提)。しかしDVD-Videoは元々が再生専用に考えられたものであることから、録画機器などで自由に追記したり編集したりといった自由度を持ってなく録画用途にはやや扱いにくい。そこで記録型DVDの推進団体であるDVDフォーラムやDVD+RWアライアンスでは、記録型DVDでの録画用途に適したビデオフォーマットを考案しました。それが「DVDビデオレコーディング規格(VRモード)」と「DVD+RWビデオレコーディングフォーマット(DVD+VR)」です。現在ではDVDビデオレコーダには必ずこれらのいずれかのモードで書換型DVDへの録画ができるようになっており、追記型DVDを使用する場合はDVD-Video(ビデオモード)を使用するという使い方が一般的となっています。

  DVD-Video DVDビデオレコーディング規格 DVD+RWビデオレコーディングフォーマット
対応メディア DVD-Video
DVD-R
DVD-RW
DVD+R
DVD+RW
DVD-RAM
DVD-RW
DVD+RW
ファイルシステム UDF1.02 UDF2.01 UDF1.02
動画圧縮形式 MPEG2 MPEG2 MPEG2
DVDプレーヤーでの再生 可能 専用機能のあるもののみ可能 可能
追記・編集 不可 多機能 可能


<DVDビデオレコーダ、記録型DVDドライブ>
記録型DVDはいずれの規格をとっても優れた技術であり、ユーザーにとって非常に便利なものです。しかしながらいくつかの規格が並存している記録型DVDはそれぞれ異なる特徴をもっており、ユーザーにとって分かりにくい部分が少なからずあります。「どの規格のメディアに記録ができるレコーダやドライブを購入すればいいか?」という迷いが必ず生じますが、最近は多くのハードメーカーから複数の異なる規格の記録型DVDに対応したレコーダ製品やドライブ製品が発売されており、まずはそのような製品を購入することで上記のような迷いは避けられる状況になってきています。しかし実際にメディアを使用する時にはその用途に応じていずれかのメディアを選択して使用することになることから、各規格の基本的な特徴や違いを把握することが必要です。
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