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2004年11月17日
報道関係資料
社団法人 日本記録メディア工業会
記録メディアビジネスを牽引する記録型DVD
2005年の記録メディア製品の世界需要予測と世界生産予測
  社団法人 日本記録メディア工業会(会長 古森 重隆)はこのほど、記録メディア製品(オーディオテープ、録音用ミニディスク、ビデオテープ、フロッピーディスク、MO、CD−R/RW、記録型DVD、小型メモリーカード)の2005年の世界需要予測と世界生産予測を、2004年の推定実績に基づいてまとめた。記録型DVDの世界需要がCD−Rに次ぐ規模に達し、記録メディアビジネスを牽引する主役に躍り出た。小型メモリーカードビジネスも大きな注目を集めつつある。

 (注)これまでオーディオメディア、ビデオメディア、データメディア、小型メモリーカードの括りで発表してきたが、記録型DVDでの録画用、データ用市場の確立などメディア用途の多様化が進む中で、従来の括りでは市場の実態を十分に反映することが困難になってきたため今回から「磁気メディア」、「光ディスク」、「半導体メモリーカード」の括りでの発表に切り替える。


1.2005年の記録メディア製品の世界需要予測と世界生産予測
<磁気メディア>
◆オーディオメディア
  オーディオカセットテープ(ブランクテープ)の世界需要は20%減の395百万巻、国内需要も20%減の61百万巻で大幅な減少が続く。テープからディスクへの移行に伴う録音用ミニディスク、録音用CD−Rといった代替メディアの台頭に加え、小型メモリーカードやHDDを搭載したポータブルオーディオの普及拡大も需要減に大きく影響している。オーディオテープ(ソフトを含む)の世界生産は26%減の913百万巻で10億巻を割り込む。しかし世界的に教材需要は堅調で、また中南米や中近東諸国はじめその他地域ではミュージックテープなどソフト需要に根強いものがあり、世界生産規模は依然として大きい。
  録音用ミニディスクは世界需要が7%減の183百万枚、国内需要も5%減の144百万枚で、需要の中心市場である国内市場が2004年から減少傾向に転じる。パソコンを駆使して自由にコンテンツを獲得する環境が整ってきたことと、オーディオカセットテープと同じく小型メモリーカードやHDDを搭載したポータブルオーディオ機器の台頭も需要減の要因とされている。録音用ミニディスクの世界生産は8%減の187百万枚で一部海外メーカーの生産撤退もあり日系メーカー生産比率は87%と高い。日系メーカー生産の全量は日本国内で生産されている。

◆ビデオテープ
  フルカセットビデオテープ(ブランクテープ)の世界需要予測は18%減の602百万巻、国内需要は20%減の136百万巻。世界的なDVDレコーダーの本格普及に呼応して大幅な減少予測となった。フルカセットビデオテープ(ソフト含む)の世界生産はブランクテープの需要減に加え、世界的なDVDビデオの普及拡大を背景にビデオテープソフトのDVD化が急速に進展していることから17%減の1,010百万巻と大幅に減少する。海外メーカーの生産比率は高まり約80%を占める。
  ムービー用カセットテープ(Cカセット+8ミリ+ミニDVカセット)の世界需要は2%増の255百万巻を予測。北米市場、欧州市場でのDVC(デジタルビデオカメラ)の好調な普及によるミニDVカセットの需要増に支えられたもので、ミニDVカセットの世界需要予測は12%増の172百万巻、国内需要予測は2%増の42百万巻で、ムービー用カセットテープに占める構成比は世界需要で67%、国内需要で91%に達する。
  ムービー用カセットテープの世界生産は4%増の291百万巻、うちミニDVカセットの世界生産は12%増の209百万巻を予測。ミニDVカセット生産がムービー用カセットテープ生産の72%を占める。ムービー用カセットテープは全量を日系メーカーがしかも国内で生産している。
 
◆フロッピーディスク
  フロッピーディスクの世界需要は15%減の842百万枚で、国内需要も19%減の 67百万枚で大幅な減少が続く。フロッピーディスクソフトがCD−ROMやDVD−ROMに置き換わり、データの受け渡しもCD−RやUSBメモリーカードなどに移行していることが需要減に大きく影響している。フロッピーディスクの世界生産は10%減の  1,524百万枚で日系メーカーの構成比は18%を占めるが、完成品ベースでの国内生産は2001年で終了している。

<光ディスク>
◆CD−R/RW
  データ用CD−Rの世界需要は3%増の7,922百万枚で引き続き安定成長が見込めるが、国内需要は3%減の378百万枚で減少予測となった。国内では高解像度のDVC(デジタルビデオカメラ)やDSC(デジタルスティルカメラ)の映像の取り込みはCD−Rでは容量不足であることから記録型DVDへの代替が進み、さらに小型メモリーカードやUSBメモリーカードなど各種ストレージの普及や多様化も需要減の要因として指摘されている。
  録音用CD−Rの世界需要は横ばいの302百万枚、国内需要も横ばいの25百万枚で、世界需要の規模は録音用ミニディスクを上回る。国内ではコピーコントロールCDの開発、発売を見直す動きが出てきたことで、録音用CD−Rの需要増に結びつくのかどうか、今後の動向が注目される。
  CD−R(データ用、録音用CD−R含む)の世界生産は4%増の8,794百万枚と好調に推移するが、日系メーカーの多くはCD−Rから記録型DVDに生産シフトを強め、中国はじめその他地域での新規参入が増えてきていることから、日系メーカーのCD−R生産は初めての減少予測となった。日系メーカーはODMの生産形態で需要動向に呼応した形で安定した供給を確保している。
  CD−RW(データ用、録音用含む)の世界需要は4%減の292百万枚を見込む。CD−RWの主用途であるデータの保管やバックアップ用途の分野で記録型DVDとの競合が大きく影響し微減傾向に入った。

◆記録型DVD
  記録型DVDの世界需要は、追記型DVDが81%増の2,153百万枚、書換型DVDが68%増の298百万枚で合わせて2,451百万枚の予測となった。国内需要でみる録画用DVDのタイプ別需要は、追記型が282百万枚(前年比84%増)で構成比が  78%、書換型が79百万枚(同65%増)で構成比が22%、データ用DVDのタイプ別需要は追記型が213百万枚(同70%増)で構成比が89%、書換型が26百万枚(同44%増)で構成比が11%の予測となった。録画用はビデオテープから記録型DVDへの移行が顕著で、データ用はパソコンへのDVDドライブの標準搭載が進み、特に追記型DVD使用のインフラは今後とも拡大を続ける見通しである。
  記録型DVDの世界生産は追記型が64%増の2,627百万枚、書換型が69%増の331百万枚で合わせて30億枚の大台に近づく。日系メーカーの構成比は追記型が  54%、書換型が64%で特に追記型で海外メーカーの構成比が急速に伸びてきた。書換型は世界需要の規模がまだ小さいことと、高密度スタンパー技術をはじめ高度な技術を求められることから海外メーカーの新規参入は少ない。
 
◆光磁気ディスク
  3.5型MOの世界需要予測は7%減の12,800千枚。国内需要が世界需要の94%を占め2000年をピークに減少が続く。データエラーが少なく印刷業界や広告制作など専門の分野での評価は高く需要も安定しているが、ドライブのパソコンへの標準搭載が鈍く一般ユーザーへの需要の拡がりが弱いことが需要減の大きな要因となっている。3.5型MOの世界生産は12%減の15,400千枚で需要規模の減少から海外メーカーの撤退もあり、日系メーカーが全量を世界に供給する。
  5.25型MOの世界需要も17%減の1,160千枚と大幅な減少を見込む。競合メディアである磁気テープと比べ容量が少なく、コストが高くつくことから需要規模は減少基調にある。世界生産も23%減の1,270千枚の大幅な減少が続く。

<半導体メモリーカード>
◆小型メモリーカード
  小型メモリーカードは前年比5%増、65,000千枚の予測となった。携帯電話をはじめデジタルカメラなど小型メモリーカード需要の主力分野で、小型メモリーカードのバンドル(同梱)需要が急激に減少するため需要の伸び率は鈍化するが、機器の高画質化に伴い128MB以上の高容量品が好調に需要を伸ばす。製品別にはSDメモリーカード、メモリースティックが好調に需要を伸ばしxD-ピクチャーカードが微減、コンパクトフラッシュが大幅減の予測となった。その他カードにはスマートメディア、MMC、Tフラッシュ、ATAを含む。

記録メディア製品の世界需要予測
(1)磁気メディア

<オーディオメディア>
◆オーディオカセットテープ世界需要 単位:百万巻
  2004年推定実績 2005年予測
日  本 76( 80%) 61( 80%)
北  米 104( 83%) 87( 84%)
欧  州 92( 73%) 70( 76%)
その他地域 219( 83%) 177( 81%)
世界合計 491( 80%) 395( 80%)
( ) は前年比
*ブランクテープのみ。数量は実数巻。

◆オーディオテープ世界生産 単位:百万巻
  2004年推定実績 2005年予測
日系メーカー 384( 87%) 313( 82%)
海外メーカー 850( 77%) 600( 71%)
世界合計 1,234( 78%) 913( 74%)
( ) は前年比
*生産はソフト需要分を含む。数量はC−60換算。

◆録音用ミニディスク世界需要 単位:百万枚
  2004年推定実績 2005年予測
日  本 152( 95%) 144( 95%)
北  米 7(100%) 6( 86%)
欧  州 26( 84%) 22( 85%)
その他地域 11(100%) 11(100%)
世界合計 196( 94%) 183( 93%)
( ) は前年比
*数量は実数枚。

◆録音用ミニディスク世界生産 単位:百万枚
  2004年推定実績 2005年予測
日系メーカー 176( 96%) 162( 92%)
海外メーカー 28( 93%) 25( 89%)
世界合計 204( 95%) 187( 92%)
( ) は前年比
*数量は実数枚。

<ビデオテープ>
◆フルカセットビデオテープ世界需要 単位:百万巻
  2004年推定実績 2005年予測
日  本 170( 85%) 136( 80%)
北  米 257( 86%) 215( 84%)
欧  州 198( 83%) 157( 79%)
その他地域 107( 89%) 94( 88%)
世界合計 732( 85%) 602( 82%)
( ) は前年比
*ブランクテープのみ。数量は実数巻。

◆ビデオテープ世界生産 単位:百万巻
  2004年推定実績 2005年予測
日系メーカー 262( 73%) 210( 80%)
海外メーカー 950( 86%) 800( 84%)
世界合計 1,212( 83%) 1,010( 83%)
( ) は前年比
*生産はソフト需要分を含フクむ。数量はT−120換算。

◆ムービー用カセットテープ世界需要 単位:百万巻
  2004年推定実績 2005年予測
日  本 46(102%) 46(100%)
北  米 95(100%) 94( 99%)
欧  州 72(107%) 73(101%)
その他地域 37(116%) 42(114%)
世界合計 250(105%) 255(102%)
( ) は前年比
*Cカセット、8ミリ、ミニDVカセットを含む。
*数量は実数巻。

◆ムービー用カセットテープ世界生産 単位:百万巻
  2004年推定実績 2005年予測
日系メーカー 279(110%) 291(104%)
海外メーカー 0 0
世界合計 279(110%) 291(104%)
( ) は前年比
*数量は実数巻。

◆ミニDVカセット世界需要 単位:百万巻
  2004年推定実績 2005年予測
日  本 41(108%) 42(102%)
北  米 39(122%) 44(113%)
欧  州 48(123%) 54(113%)
その他地域 26(130%) 32(123%)
世界合計 154(119%) 172(112%)
( ) は前年比
*数量は実数巻。

◆ミニDVカセット世界生産 単位:百万巻
  2004年推定実績 2005年予測
日系メーカー 186(123%) 209(112%)
海外メーカー 0 0
世界合計 186(123%) 209(112%)
( ) は前年比
*数量は実数巻。

<フロッピーディスク>
◆フロッピーディスク世界需要 単位:百万枚
  2004年推定実績 2005年予測
日  本 83( 83%) 67( 81%)
北  米 278( 81%) 228( 82%)
欧  州 319( 87%) 267( 84%)
その他地域 307( 93%) 280( 91%)
世界合計 987( 87%) 842( 85%)
( ) は前年比
*数量は実数枚。

◆フロッピーディスク世界生産 単位:百万枚
  2004年推定実績 2005年予測
日系メーカー 308( 91%) 273( 89%)
海外メーカー 1,390( 90%) 1,251( 90%)
世界合計 1,698( 90%) 1,524( 90%)
( ) は前年比
*生産は完成品ベース。数量は実数枚。

(2)光ディスク

<CD−R/RW>
◆データ用CD−R世界需要 単位:百万枚
  2004年推定実績 2005年予測
日  本 390( 98%) 378( 97%)
北  米 2,713(106%) 2,723(100%)
欧  州 3,039(109%) 3,108(102%)
その他地域 1,541(119%) 1,713(111%)
世界合計 7,683(109%) 7,922(103%)
( ) は前年比
*数量は実数枚。

◆CD−R世界生産 単位:百万枚
  2004年推定実績 2005年予測
日系メーカー 2,455(104%) 2,317( 94%)
海外メーカー 6,003(112%) 6,477(108%)
世界合計 8,458(110%) 8,794(104%)
( ) は前年比
*生産はデータ用、録音用CD−R需要分を含フクむ。
*生産はODMを含む。数量は実数枚。

◆録音用CD−R世界需要 単位:百万枚
  2004年推定実績 2005年予測
日  本 25(100%) 25(100%)
北  米 197(106%) 197(100%)
欧  州 60( 98%) 59( 98%)
その他地域 21(105%) 21(100%)
世界合計 303(104%) 302(100%)
( ) は前年比
*数量は実数枚。

◆CD−RW世界需要 単位:百万枚
  2004年推定実績 2005年予測
日  本 26( 96%) 24( 92%)
北  米 118( 99%) 114( 97%)
欧  州 120( 98%) 115( 96%)
その他地域 39(103%) 39(100%)
世界合計 303( 99%) 292( 96%)
( ) は前年比
*数量は実数枚。

<記録型DVD>
◆追記型DVD世界需要 単位:百万枚
  2004年推定実績 2005年予測
日  本 278(244%) 495(178%)
北  米 459(287%) 806(176%)
欧  州 375(315%) 703(187%)
その他地域 80(348%) 149(186%)
世界合計 1,192(287%) 2,153(181%)
( ) は前年比
*数量は実数枚。

◆追記型DVD世界生産 単位:百万枚
  2004年推定実績 2005年予測
日系メーカー 900(260%) 1,427(159%)
海外メーカー 700(700%) 1,200(171%)
世界合計 1,600(359%) 2,627(164%)
( ) は前年比
*生産はODMを含む。数量は実数枚。

◆書換型DVD世界需要 単位:百万枚
  2004年推定実績 2005年予測
日  本 66(183%) 105(159%)
北  米 45(237%) 78(173%)
欧  州 57(228%) 98(172%)
その他地域 9(300%) 17(189%)
世界合計 177(213%) 298(168%)
( ) は前年比
*数量は実数枚。

◆書換型DVD世界生産 単位:百万枚
  2004年推定実績 2005年予測
日系メーカー 126(188%) 211(167%)
海外メーカー 70(350%) 120(171%)
世界合計 196(225%) 331(169%)
( ) は前年比
*数量は実数枚。

◆録画用DVDタイプ別国内需要 単位:百万枚
  2004年推定実績 2005年予測
追記型DVD 153 282
構 成 比 76% 78%
書換型DVD 48 79
構 成 比 24% 22%
合 計 201 361
( ) は前年比
*数量は実数枚。

◆データ用DVDタイプ別国内需要 単位:百万枚
  2004年推定実績 2005年予測
追記型DVD 125 213
構 成 比 87% 89%
書換型DVD 18 26
構 成 比 13% 11%
合 計 145 239
( ) は前年比
*数量は実数枚。

<光磁気ディスク>
◆3.5型MO世界需要 単位:千枚
  2004年推定実績 2005年予測
日  本 14,400( 86%) 12,000( 83%)
北  米 190( 79%) 150( 79%)
欧  州 360( 82%) 300( 83%)
その他地域 440( 65%) 350( 80%)
世界合計 15,390( 85%) 12,800( 83%)
( ) は前年比
*数量は実数枚。

◆3.5型MO世界生産 単位:千枚
  2004年推定実績 2005年予測
日系メーカー 17,540( 94%) 15,400( 88%)
海外メーカー 0 0)
世界合計 17,540( 94%) 15,400( 88%)
( ) は前年比
*数量は実数枚。

◆5.25型MO世界需要 単位:千枚
  2004年推定実績 2005年予測
日  本 150( 83%) 130( 87%)
北  米 630( 86%) 520( 83%)
欧  州 500( 86%) 420( 84%)
その他地域 110( 85%) 90( 82%)
世界合計 1,390( 86%) 1,160( 83%)
( ) は前年比
*数量は実数枚。

◆5.25型MO世界生産 単位:千枚
  2004年推定実績 2005年予測
日系メーカー 1,500( 84%) 1,140( 76%)
海外メーカー 150( 83%) 130( 87%)
世界合計 1,650( 84% 1,270(77%)
( ) は前年比
*数量は実数枚。

(3)半導体メモリーカード
 <小型メモリーカード>

◆小型メモリーカード国内需要 単位:千枚
  2004年推定実績 2005年予測
SDメモリーカード 26,600(176%) 31,800(120%)
メモリースティック 17,400(135%) 20,100(116%)
コンパクトフラッシュ 8,100( 88%) 5,100( 63%)
xD-ピクチャーカード 6,800(133%) 6,300( 93%)
その他カード 3,100( 84%) 1,700( 55%)
国内合計 62,000(135%) 65,000(105%)
( ) は前年比
*数量は実数枚。
*その他タカードはスマートメディア、MMC、Tフラッシュ、ATAを含む。

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社団法人 日本記録メディア工業会
電話 03−3501−0631
FAX 03−3501−0630

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